冬のアスパラガス出荷最盛!

2018.01.16

 JAとなみ野管内の生産者でつくる「アスパラガス研究会」では、伏せ込み促成栽培で育てたアスパラガスの出荷が最盛期を迎えています。栽培を本格化した今シーズンは面積を拡大し、管内の直売所に加え市場への出荷で販路拡大を図ります。

 研究会は平成287月に発足。4月に植え付けたアスパラガスの根株を11月に掘り上げ、地中に電熱温床線を敷いたハウス内で育てる伏せ込み促成栽培に取り組み、12月~3月に収穫します。国産の流通量が少ない冬季はメキシコやペルーなどからの輸入が大半を占めるため、この時期は付加価値を高めて出荷できます。伏せ込み促成栽培は東北地方などで普及しており、県園芸研究所が県内に適応できる栽培技術か検証を重ねてきました。 

 研究会では昨シーズンからアスパラガスの栽培を開始。今シーズンは5軒が6.7㌃でハウス栽培し、110日は砺波市高波の山本善一さんのハウスで収穫作業が行われ、百生真会長らとともに伏せ込み促成栽培に適した品種「ウィンデル」を収穫しました。山本さんは昨シーズンの約10倍となる200㌔の出荷を目指しており「今季は収量も多く上々の出来。軽くて作業負担は小さく、ハウスを活用して仕事ができるので、複合経営の一環として今後も取り組みたい」と意気込みました。栽培を指導する県砺波農林振興センターは「高い収益性が見込める伏せ込み促成栽培の技術確立と普及に努めたい」と話しています。 

 アスパラガスは今シーズンから、冬の寒さを利用して甘みをぐっと高めた県の「とやまのカン(寒)・カン(甘)野菜」に認定され、外国産よりも新鮮で甘みの強い高付加価値野菜として消費者へ提供します。研究会では、3月まで当JA農産物直売所「道の駅砺波 となみ野の郷」などで販売するほか、新たな販路として高岡市場にも出荷します。