御隠居と熊さんのぜ・い・き・ん・小話

2019.02.01

サラリーマンと確申告

 

〈熊さん〉御隠居、2月といえば確定申告でやんすね。

〈御隠居〉そうじゃのう。自営業者の方などは、一年間の所得金額と税額を自ら計算して、申告と納税をす

ることになっておるのじゃ。

〈熊さん〉先日、幼なじみの八っつぁんが、「サラリーマンには、確定申告は関係ない。」と言ってやんし

たが・・・

〈御隠居〉それは違うぞ、熊さん!

確かにサラリーマンの給与などから源泉徴収された所得税は、年末調整によって精算されるた

め、ほとんどの場合確定申告をする必要はないのじゃが、サラリーマンでも確定申告が必要な場

合や確定申告をすると源泉徴収された所得税が還付される場合があるのじゃ。

〈熊さん〉確定申告が必要な場合とは、どんな場合でやんすか?

〈御隠居〉たとえば、①給与の収入金額が二千万円を超える場合、②給与を一か所から受けていて、給与所

得や退職所得以外の各種の所得金額(農業所得、生命保険の一時金など)の合計額が二十万円を

超える場合、③給与を二か所以上から受けていて、年末調整をされなかった給与の収入金額と給

与所得や退職所得以外の各種の所得金額との合計額が二十万円を超える場合などじゃ。

〈熊さん〉3月15日までに申告しないと加算税や延滞税を納めなければいけなくなるんでやんすよね。

ところで、申告すれば税金が還付される場合とはどんな場合でやんすか?

〈御隠居 〉①災害や盗難、横領により住宅や家財などの資産に受けた損害などについて雑損控除の適用を受

ける場合、②病気やけがなどで支払った多額の医療費について医療費控除の適用を受ける場合、

③家屋を住宅借入金等で新築や購入、増改築等をして(特定増改築等)住宅借入金等特別控除の

適用を受ける場合などで、源泉徴収された税金が納め過ぎになっている場合じゃ。

〈熊さん〉還付申告は、自分で確定申告書を作成すれば申告相談受付開始の2月18日以前でもできるんで

やんすよね。

〈御隠居〉その通りじゃ。

確定申告書の作成は、国税庁ホームページ(www.nta.go.jp)の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば簡単で計算ミスもない。さらに今年からは事前に税務署でID・パスワードを取得していれば、そのまま作成した申告書データをe‐Tax(電子申告)で送信(申告)できるのじゃ。

〈熊さん〉しかも、ID・パスワードを取得していれば、年末調整済みの源泉徴収票のある方ならスマート

フォンの専用画面で医療費控除や寄附金控除の申告書が簡単に作成して提出できるようになっ

て、ますます便利になったでやんすよね。

〈御隠居〉さすが熊さん!今日の熊さんは、一回り大きく見えるのお。

〈熊さん〉正月太りが解消できないだけでやんす・・・