御隠居と熊さんのぜ・い・き・ん・小話 ―確定申告が間違っていたとき―

2020.05.15

御隠居と熊さんのぜ・い・き・ん・小話

―確定申告が間違っていたとき―

 

熊さん・・御隠居、すっかり春の陽気になりやんしたね。

御隠居・・いい季節になってきたのう。ところで、田植えの準備は進んでおるかい。抜かりはないかのう?

熊さん・・はい。田植えの準備は抜かりないでやんすが、令和元年分の所得税の確定申告に抜かりがあったでやんす。

御隠居・・おお。それは大変じゃ。「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば自動で計算してくれるから計算誤りはないはずじゃが、いったい何を抜かっておったのじゃ?

熊さん・・実は、生命保険の一時金を申告に含めるのを忘れていたでやんす。

御隠居・・そうじゃったか。生命保険の一時金の申告が漏れておったり、扶養控除が多かったなど、税額を少なく申告していたことに気付いたときは、「修正申告」をして正しい税額に修正する必要があるのう。また、「修正申告」で新たに納める税額には、延滞税がかかる場合もあるぞ。これらは、修正申告書の提出の日までにあわせて納める必要があるのじゃ。更に、加算税もかかる場合があるから注意が必要じゃ。

熊さん・・御隠居、それは大変でやんす。早速、税務署に行って、「修正申告」をしてくるでやんす。

御隠居・・熊さん、慌てるでない。生命保険の一時金が漏れているだけか、もう一度きちんと見直してから「修正申告」をするのじゃぞ。ちなみに、申告期限を過ぎてから、税額を多く申告していたことに気付いたときは、「更正の請求」をして正しい税額へ訂正を求めることができるぞ。請求内容が正当と認められたときは、正しい税額に減額されるのじゃ。更正の請求ができる期間は、各年分の確定申告書の申告期限から5年以内じゃからな。

熊さん・・わかりやんした。もう一度しっかり見直してから、税務署へ行くでやんす。

御隠居・・まあ待て、熊さんや。修正申告書や更正の請求書も、申告書と同じように国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作ることができるのじゃぞ。修正申告や更正の請求の手続については、国税庁ホームページにも掲載されておるから参考にするとよいのう。それとじゃ、修正申告書や更正の請求書を提出する際には、マイナンバーの記載と本人確認書類の提示又は写しの添付が必要じゃから忘れないようにな。

熊さん・・わかりやんした。忘れないうちに手続を済ませるでやんす。

御隠居・・そうじゃな。熊さんの場合は酒を飲みすぎて忘れてしまう前にするのがよかろう。

熊さん・・御隠居、それはないでやんす・・トホホホホ・・・。

(砺波税務署)