御隠居と熊さんのぜ・い・き・ん・小話 「災害などにあったとき」

2021.09.15

御隠居と熊さんのぜ・い・き・ん・小話 「災害などにあったとき」

 

熊さん・・御隠居、9月1日は何の日かご存知で?

御隠居・・うむ。9月1日は、防災の日じゃろうが。

熊さん・・さすが御隠居でやんすね。

御隠居・・備えあれば憂いなしじゃ。日頃から防災意識をもって生活することが大事じゃな。

熊さん・・ところで、御隠居。地震や台風などの災害で被害に遭った時に、

税金面で助けてもらえるってことはあるでやんすか?

御隠居・・所得税が軽減される制度があるぞ。地震、火災、風水害などの災害によって、住宅や家財などに損害を受けた時は、確定申告で、①「所得税法」に定める雑損控除の方法と②「災害減免法」に定める所得税の軽減免除による方法のどちらか有利な方法を選ぶことで、所得税の全部又は一部を軽減することができるんじゃ。

熊さん・・二つの方法の違いはどこにあるでやんすか?

御隠居・・まず、損失の発生原因じゃが、①雑損控除は、災害、盗難、横領による損失が対象じゃが、②災害減免法は、災害による損害だけなんじゃ。

熊さん・・ということは、「災害減免法」を選択できるのは、災害による損害を受けた場合だけなんでやんすね。

対象になる資産に違いはあるでやんすか?

御隠居・・①雑損控除は、生活に通常必要な資産が対象、②災害減免法の場合は住宅と家財に限られておるんじゃ。

熊さん・・①と②では、計算方法も違うでやんすか?

御隠居・・そうなんじゃ。まず、①雑損控除額は、㋑損害金額から所得金額の10分の1を差し引いた金額と㋺損害金額のうち災害関連支出の金額から5万円を差し引いた金額のいずれか多い方の金額になるぞ。災害関連支出とは、災害により滅失した住宅、家財などを除去するための費用などじゃ。次に②災害減免法の軽減額は、災害にあった年分の合計所得金額が1千万円以下であれば、段階的に所得税の免除又は軽減があるんじゃ。

熊さん・・へえ、なるほど。

御隠居・・また、住宅借入金等特別控除の適用を受けている場合で、災害によって被害を受けたことにより住むことができなくなった住宅用家屋については、居住の用に供することができなくなった年以後の残りの適用年においても、引き続き、住宅借入金等特別控除の適用を受けることができるんじゃ。

熊さん・・ちゃんと税金面での配慮があるんでやんすね。でも、申告の期限までに申告できない場合はどうなるでやんすか。

御隠居・・心配ご無用。災害等にあって期限までに申告や納付ができないときは、申告や納付などの期限を延長したり、納税を一定期間猶予する制度があるんじゃ。詳しくは国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp)を見るとよかろう。

熊さん・・わかりやんした、御隠居。日頃からの準備が大切でやんすから、帰って国税庁ホームページを見てみるでやんす。

(砺波税務署)