1億円産地へ着々! 新規定植・出荷選別講習会

2016.04.21

 JAとなみ野アルギットにら生産組合は4月18日、南砺市坪野で新規定植・出荷選別講習会を開催。今年新たに栽培、出荷に取り組む生産者をはじめ、県砺波農林振興センター、JA全農とやま、同JAの関係者約30人が参加し、収穫までの栽培管理や出荷作業のノウハウを学びました。

 講習会では、同組合で副組合長を務める板橋均さんの母・年子さんが、にらの調整、選別から袋詰めまでを実演。各作業のポイントの説明もあり、参加者は丈の長さや葉幅、傷や病気の有無などの出荷基準を確認しながら実演に見入っていました。また、参加者も作業の感覚を掴めるよう、調整作業などを実践しました。

 同組合は、ミネラルを豊富に含み、土壌の活性化や農作物の品質向上に期待が持てる「アルギット」を、にら栽培に活用できないかと約20年間試行錯誤を重ねてきました。その長年の努力が実を結び、現在は「海藻アルギットにら」として市場に流通し、市場関係者から高い評価を得ています。また、「肉厚で甘みが強い」と評判で、消費者からの需要も年々高まってきています。今年は約4㌶で作付けを行い、販売額は当初の目標である1億円にせまる9900万円を見込んでいます。板橋副組合長は「どんどん仲間を増やし、アルギットにらでたまねぎに次ぐ1億円産地を目指して力をさらに伸ばしていきたい」と話しました。初出荷は5月下旬を予定しており、県内市場のほか、中京、近畿圏などにも出荷されます。

 また同組合では、育苗から出荷までのほぼすべてが手作業で行われるアルギットにら栽培に、新たに機械化の導入を検討しています。当JAと連携しながら今年秋の導入を目指しており、機械化が実現すれば労力の大幅な削減と生産性の向上に期待ができます。

 板橋副組合長は「機械化の実現が今一番の目標。大幅な省力化が見込めるだけでなく、高まりつつある需要に対応することもできる。今後も安定した品質と収量を維持できるようみんなで力を合わせて取り組みたい」と力強く話しました。